エンドース・システム
2007-01-16 Tue 16:59
マスカレードには、「エンドース」という聞き慣れない仕組みがある。エンドースとは、裏書する、保証する、承認する、受諾する、是認する、支持するなどの意味だが、要するに既存の正会員が、新しく入会登録してきた準会員の身元保証人となり、礼儀作法を指導・育成する仕組みだ。保証する側をジェニター(「親」の意)、保証される側をバンビーノ(「子」の意)と呼ぶ。(カワイイだろう!)

民主主義を重んずるマスカレードに、完全招待制は似合わない。誰でも入会登録できるオープン制度を採用している理由は、リアル空間と同様、ウェブサイトも完全にオープンであるべきで、入場制限をした途端、公共のスペースに存在することは本来できないと思うからだ。とは言っても、ハイクラスな会員諸君の安全・安心を保証し、上品なカルチャーと高いステータスを維持する必要がある。文化の継承には親子や師弟などの関係がベストだ。そのために考案されたエンドース・システム(特許出願中)は、高貴なサイト・カルチャーが親から子へと受け継がれていくための仕組みでもある。

トップページから入会登録していただくと、最初は準会員としてキャリアをスタートすることになる。そのままでは、ガラス窓からサイト内部を覗き込んでいるような状態で、各種イベントには何ひとつ参加できない。つまり書き込み内容の閲覧はできるが、パーティーでの発言やオーディションの参加・投票などは禁止されている。ただしこの期間は極めて重要で、正会員諸君の立ち振る舞いを眺めながら社交礼儀を会得していただく、いわば見習期間としての意味合いが強い。

サイト・カルチャーは極めて重要だ。あらゆる会員は、上流社交界を再現したマスカレードの流儀に自発的に従っていただく必要がある。自己を謙虚に見つめ直し、表現の大切さを学び、仮面舞踏会という非日常の舞台に出て謙虚かつ大胆に会話を楽しんでこそ、はじめて上流社会の社交術を会得できたことになる。

正会員昇格はマスカレーダーとしての登竜門であるため、エンドースを正会員エリアへの「入場制限」と捉えることもできる。このシステムによって、オープン制のコミュニティでありながら正会員以上のステータスを保つことができ、上質なサイト・カルチャーを維持することが可能となった。ここで諸君は、エンドースされるための判断基準に興味がおありではないかと思うので、それについて少し説明しよう。

(続く)
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エンドースの判断基準
2007-01-18 Thu 15:08
1985年に完成し、ニューヨークで絶大な人気を誇ったパレーディアム(Palladium)というクラブがあった。建築家の磯崎新が設計に加わり、オペラハウスを改造した巨大な建築で、毎晩10時以降になると、黒山の人だかりができた。このクラブは「夜遊びのプロ」を自称するセレブ達をターゲットとしたため、開場は夜9時過ぎ、夜が更ければ更けるほど混雑に拍車がかかり、内部は益々エキサイトしていった。

エントランスを囲む黒山の人だかりから、その晩に入場できるのはごく僅かだ。いわゆるcelebrityはもちろんフリーパスだが、その他大勢のいわゆる「大衆」の中から入場者を選別するのがゲートキーパー(門番)で、50センチほどの台の上に登った妙にノリのいいレディー達だ。イラストで表すとこんな感じが近い。

ゲート・ガール

中に入ろうとするものは、必死にゲート・レディーの注意を引こうとする。叫んだり、手を上げたり、飛び上がったり、じっと見つめたり、ウィンクしたりと、そんなことをしながら5時間以上も待ち続ける者もいる。ルックスのいい者やドレスアップしている者が入場できるかというとそうでもない。ボロボロのジーンズにTシャツでも入場していくし、逆にスターと見間違うような風貌でも何時間も待っている。誰が入場できるかに明確な基準はない。創造性と感性の世界で、ゲートキーパーとのフィーリングが合うかどうかだけが問題だ。一瞬の目配せを逃すと、その晩は何時間待っても入れない。さすがに深夜3時を回ると入り口の人だかりは無くなるが、そこでゲートキーパーに入場を請ってみても結果は同じ、「Not tonight・・・(今夜はダメよ)」と、あっさり断られてしまう。

悪名高い不動産バブル期を迎えた日本で、例によってこれの「物真似」が始まった。バブル期に乱立したいわゆる「ディスコ」だが、何を勘違いしたのか、六本木のエリアやシパンゴでは「服装チェック」などという差別行為が公然と行われ、日比谷のラジオシティーでは身分証明の提示を義務付けるなど、何でも枠にはめたがる日本人の悪い癖が表面化し流行した。金持ちか、金持ちの「ふり」をすれば入場できる・・・ 金を使えば何でも叶う・・・ いかにもバブル期の日本らしい風潮だった。

創造性を重んずるマスカレードは、こんな息苦しい制度とは無縁だ。Palladiumのように来場者の自由と感性を尊重し、そこから膨大なエネルギーと新しい未来が生み出されていくことを望んでいる。従って、誰をエンドースするか、何がエンドースのきっかけになるかは、すべて正会員諸君のフィーリングに任せてある。正会員ひとりひとりがゲートキーパーであり、マスカレードのカルチャーを正しく理解・伝授していく伝道者であるということができる。
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エグゼクティブ会員
2007-01-20 Sat 15:13
マスカレードには、準会員、正会員、エグゼクティブ会員、そしてスター会員の4つの会員ステータスがある。招待で入会またはエンドースされれば正会員となり、オーディションに優勝すればスター会員になれるが、エグゼクティブ会員への昇格条件は明らかにされていない。

実は、エグゼクティブ会員への昇格条件も、その日の雰囲気で変わる。私がアダムに仕事を言いつけられて気分が悪い時は、昇格条件は厳しい。逆にノリノリの日は、条件を甘くしたりバーゲン条件を付加したりもする。ただし、いったんエグゼクティブ会員になると、条件が変わってもそのステータスは失われない。

ひとつだけ例外がある。キミがいったんスターになった後、その使命を終えてもとのステータスに戻る時だ。スターという特別なステータスに甘んじてきたキミを戒めるため、「平民」として、つまり、正会員に戻って再スタートして頂くこととしている。もっとも、かつでエグゼクティブであったような優秀な会員ならば、すぐにエグゼクティブに昇格できるはずだ。

エグゼクティブ会員になると、「いいこと」はふたつある:
(1) 掲載写真の上限枚数が30枚まで増える。(正会員の場合は上限10枚まで)
(2) オーディションを開催できる。

30枚というのは結構なボリュームだ。自身の写真のみならず、好きなものや、それだけでも立派な自己表現ポートフォリオとなる。生まれた時からの写真を時系列に並べるとか、3つの趣味に10枚づつ割り当てるとか、絵や写真が好きな人ならばギャラリーにするとか、アイデア次第でいろいろ活用できるはずだ。

オーディションは、諸君が優れたビジネス感覚を身に付けるための絶好のトレーニングとなる。「儲かる仕組み」を会得さえすれば、多数開催することにより、かなりの額の不労所得(msq)を手に入れることができ、憧れのヒモ生活も夢ではない。例えばオーディション開催で 2,000 msq 使ったとする。こうして人気絶頂のスターが誕生すれば、そのスターが月間 2,000 msq 程度のギフトを受け取る可能性は高い。現在の設定ではその 25% がオーディション開催者に還元されるため、開催者は月間 500 msq の不労所得を手にすることができ、開催費は 4ヶ月で回収できることとなる。その後も、優勝者がスターの座を降りるまで、開催者の懐には利益が積み上がっていくことになる。自分が誕生させたスターを輝かせれば輝かせるほど多くの収入を手にすることができるという、専属プロダクションのマネージャになったような気分に浸ることができるはずだ。10人のスターを抱えれば、月間 5,000 msq 程度の収入は十分に期待できるだろう。

このように、エグゼクティブ会員に昇格すれば、スター発掘や売り込みなどの華々しい芸能ビジネスを体験できる。スター会員は最高位というよりもミス・ユニバースのような職能格の位置付けであり、その将来はエグゼクティブ会員の手腕にかかっている。タレントのマネージャーをイメージしていただくと分かり易いが、スターが活躍し易いパーティーを企画したり、スターの発言をさりげなくフォローしたり、新規入会者にスターをPRしたりと、互いにPMで相談し合いながらさまざまな戦略を練って、一緒にトップスターを目指すのがいいだろう。
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プロフィールにおける公開設定の仕様
2007-01-21 Sun 14:30
諸君の中には、プロフィール編集時に選択した公開レベルの設定が機能しない、と危惧されている方がいらっしゃると聞いたが、心配無用だ。他の会員のドレスルームを覗いて頂ければおわかりと思うが、設定どおりの公開レベルとなっているので、安心して欲しい。

ドレスルームは、mixi の「プロフィール確認」とは若干異なる位置付けになっており、誤解を与えたかもしれない。「自分の身だしなみをチェックする場所がドレスルームである」という考え方のもと、入力内容を確認する目的で、自分に対しては常にすべてが表示される仕様となっている。

他の方々にどう見られているかを確認しないと不安だ、と思われる方もいらっしゃるだろう。もっともなご意見なので、ドレスルームのインターフェース仕様については再検討しており、将来の機能拡張の際に改善できればと思う。
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ジェニター不在のリスク
2007-11-14 Wed 10:03
諸君の中には、自分のジェニターが突如いなくなり、当惑している方もいらっしゃることだろう。以下の2つの原因が考えられる。

【1】 フレンド関係が解消された。具体的には、自分のフレンド・リストから削除すると、ジェニター/バンビーノの関係は解消される。いずれの側からもこの操作は行うことができる。実生活でも友達を失うことは多い。「相手を怒らせた」、「金の切れ目は縁の切れ目」、「連絡を取り合わないうちにいつの間にか疎遠になった」、「何となく嫌いになった」など、様々な理由が考えられる。いずれにしても、相手が意図的にアクションをとらない限り、フレンド関係が切れることはない。フレンドを失った場合は、じっと胸に手を当てて考えてみることだ。

【2】 自分のジェニターが退会してしまった。退会してしまうと当然、ジェニター/バンビーノの関係は維持できなくなるため、残されたバンビーノ会員はジェニター不在となる。バンビーノがをたくさん抱えている会員の場合、全員のことを詳細に覚えているわけではないので、ジェニターとしての責任をつい忘れたまま退会処理してしまうことはよくあることだ。

ジェニターとは自分の親のようなものだ。ジェニターがいない状態を放置しておくと、取り返しのつかない事態を招くことがある。何らかのトラブルでイエローカードを発行された場合、その取り消し交渉ができる会員がいないからだ。ご存知ないかも知れないが、イエローカードが発行された途端、発行者と非発行者との間の通信は遮断される。イエローカードのキャンセルは発行者しかできないのだが、謝罪したくとも、その声はイエローカード発行者には届かない。ジェニターに事情を説明してキャンセル交渉をお願いするしか方法はないのだ。

そんな状況に陥ってから慌ててジェニターを探そうとしても、まず見つからないだろう。イエローカードを持った会員は不良と同じ、そんな会員の親を買って出るお人よしはいないからだ。イエローカードが2枚溜まると、強制的に準会員に降格となる。こうして「犯罪履歴」が残ってしまった会員は、二度と正会員に戻ることはできないだろう。

また、ジェニター不在を放置しているということ自体、「自分の弱み」を暴露していることとなる。日本でも敵対的買収が流行ってきたが、脆弱な財務諸表を公開しながらぬくぬくと甘い経営を続けている企業と同じだ。そんな会員に目をつけて、意図的にイエローカードを発行してくる会員もいるかもしれない。

備えあれば憂いなしだ。くれぐれもご用心を。
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